2022年・ご近所の桜たち…2
エドヒガン(江戸彼岸)
アズマヒガン(東彼岸)
ウバヒガン(老婆彼岸)
一重 小輪 白色~淡紅白色
関東地方を中心に広く分布する野生種で、彼岸の頃に開花します。
樹勢が強く、寿命も長く、各地に名木が多く残っていて
岐阜県本巣市の「根尾谷の薄墨桜」は樹齢1,500年といわれています。
ソメイヨシノ(染井吉野)の片親ともいわれ
多くの桜品種の母種として使われているそうです。
また、花色には地域差があり
同じ条件下でも産地によっては開花時期が微妙に異なるなど
種内の多様性が見られるということです。
いま桜 咲きぬと見えて薄曇り
春に霞(かす)める 世のけしきかな
式子内親王
※データは2019年4月投稿記事からの転載です。
Posted on 2022/03/22 Tue. 10:00 [edit]
サンシュユ(山茱萸)
ハルコガネバナ(春黄金花)
アキサンゴ(秋珊瑚)
分類 : ミズキ科ミズキ属 落葉小高木
学名 : Cornus officinalis
原産地 : 朝鮮半島 中国
特徴 :樹高4~5m。
葉は卵状楕円形の長さ3~10cmで、先は尖ります。
葉が出る前に、直径2~3cmの小さな花房(散形花序)をつくり
5mmほどの小花が20~30個集まって開花します。
花弁は4枚で反り返り、オシベ4本、メシベ1本です。
小さい花を枝いっぱいに咲かせ、遠くからでもよく目立ち
黄金色のように輝いて見えることから「ハルコガネバナ」の別名があります。
秋に、楕円形の長さ約15~20mmのグミ(茱萸)似た果実が赤く熟れます。
名前の由来 : 漢名の山茱萸を音読みしたもの。
メモ=江戸時代中期に薬木として朝鮮半島経由で渡来したものが
花の美しさから早春を飾る花木の一つとして、庭や公園などに植えられます。
薬用として用いられるのは乾燥させた果肉で
糖尿病、腰痛の他、滋養強壮、解熱作用などの薬効があるそうです。
また、果実酒として楽しまれ
老人や病後の滋養強壮、疲労回復などとして飲用するそうです。
※データなどは2018年3月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/03/20 Sun. 10:00 [edit]
2022年・ご近所の桜たち…1



製品仕様
■サイズ:全長約260mm 先端約120mm
■材質:本体 ステンレス 柄 パープルハート
※天然素材を使用しておりますので、色味は写真と多少異なる場合があります。
■長くお使いいただくための注意:
※食洗機や乾燥機の使用は避けてください。
※長時間水に浸したままにしないでください。
※仕上げに時間がかかり、数日納期を要する場合がございます。お急ぎの場合は事前に納期をお問い合わせください。
ヤエカンヒザクラ(八重寒緋桜)
八重咲き 中輪 濃紅色
台湾で育成されたカンヒザクラ(寒緋桜=一重咲き)の園芸品種。
カンヒザクラ同様、花は垂れ下がったまま釣鐘状に咲き
平開はしません。
開花後、その時の天候にもよりますが、半月以上咲き続けます。
あたら桜の とがにはありける
西行法師
・2年ほど桜の花の投稿を休みましたが
今年もご近所で咲く桜の花を投稿していきたいと思います。
このシリーズは断続的に投稿します。
・今回も桜にまつわる和歌や俳句を添えることにしました。
※データは2019年4月投稿記事からの転載です。
Posted on 2022/03/18 Fri. 10:00 [edit]
シナミザクラ(支那実桜)
カラミザクラ(唐実桜)
ダンチオウトウ(暖地桜桃)
分類 : バラ科サクラ属 落葉小高木
学名 : Prunus pseudocerasus
原産地 : 中国
特徴 : 樹高は10mほど。
葉が出る前に径2cmほどの淡紅色又は白色の花が咲き
オシベの長いのがよく目立ちます。
カンヒザクラ(寒緋桜)とともに早春を飾るサクラの一種です。
5月初旬頃に1.5cmほどのサクランボが熟れます。
甘くて美味しいです。
名前の由来 : 中国(=支那)原産のサクラということから。
ダンチオウトウとは、暖い地方でサクランボ(=桜桃)が生ることから。
メモ=中国原産の野生種と日本の野生種ヤマザクラ、オオシマザクラなどとの交配により
野生種や園芸品種が生まれているそうです。
写真の花が野生種の植栽か園芸品種かは分かりません。
また、 山形県を中心として生産される「佐藤錦」などのサクランボは
ヨーロッパや北西アジアなどに自生するセイヨウミザクラ(西洋実桜)の改良種だそうです。
●ソメイヨシノやヤマザクラなどにも実がなりますが
実は小さく、食用にはならないのでサクランボとはいいません。
サクランボとは実が大きく食用に供されるものをいうそうです。
※データなどは2017年3月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/03/16 Wed. 10:00 [edit]
ヨシガモ(葭鴨)♂
(画像上でクリックすると大きめの画像が別窓で開きます)
↓ 3葉2月下旬撮影。三列風切の飾羽が鎌状に長く伸びました。
ヨシガモ(葭鴨 又は 葦鴨)♂
分類 : カモ目カモ科 本州中部以南で冬鳥 北海道で留鳥
分布 : 北海道~四国・九州
生息地 : 広い湖沼、河川、内湾など
体長(全長) : 約48cm オカヨシガモよりやや小さい
特徴 : 千島列島周辺や中国北東部、シベリアなどで繁殖し
冬季に日本や朝鮮半島、東南アジアなどに南下して越冬。
オスの体は全体に灰色をしていtて
頭部は扁平で、頭部と頬線が赤紫色。
また、眼の後方は光沢のある暗緑色で後頭に冠羽があり
ナポレオンの帽子のような形をしています。
首は白く、黒い首輪があります。
後方の三列風切(黒色に白い条が入っているもの)が飾羽になり、鎌状に垂れ下がります。
下尾筒は黒く、側面に黄白色の三角斑が見られます。
嘴(くちばし)黒色で、付け根に白斑があります。
メスは全体が茶色っぽい地味な色合いで、他のカモ類のメスに似ています。
名前の由来 : 葭(よし)が生えている様な茂みで巣を作ることから。
メモ=自宅近くの溜池にハシビロガモの群れに混じって1羽のヨシガモが入っているのを見つけました。
この溜池でヨシガモが入っているのを見つけたのは2019年1月以来でした。
前回はたった一度の出合いでしたが、今季は何度か見ることができました。
多分同一個体だと思い、換羽の途中の画像を並べました。
※データは2017年3月投稿記事に加筆修正しました。
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ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメン
分類 : サクラソウ科シクラメン属 多年草
学名 : Cyclamen cv.
原産地 : 地中海沿岸~トルコ、イスラエル
特徴 : 耐寒性のある原種のシクラメンを元に育成された
草丈15cm内外、花の長さ2.5~3cmほどの小型のシクラメンです。
一般的なシクラメンより耐寒性が強く、冬でも屋外で育てられるので
プランターや花壇の寄せ植えなどとして楽しむことができます。
また、一般のシクラメンより花期が長いのも特徴です。
名前の由来 : シクラメンとは、ギリシア語の「円」が語源で
球根(塊茎)が球形をしていることから。
メモ=シクラメンの仲間は
地中海沿岸からイスラエル、イラン辺りに10数種が分布していて
店頭に並ぶシクラメンは、その中のペルシクムから改良された園芸品種だそうです。
一方、ガーデンシクラメンは、ミニシクラメンの中から特に耐寒性の強い系統から選別したもので
室内で観賞する一般のシクラメンの耐寒性は5℃に比べ
ガーデンシクラメンは-5℃まで耐えられるので、屋外でも栽培が可能ということです。
因みに、ミニシクラメンとは、一般のシクラメンを小さく仕立てただけのもので
霜に当たれば霜焼けして枯れるそうです。
※データなどは2021年3月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/03/12 Sat. 10:00 [edit]
早春のカイツブリ
自宅近くの溜池を通ったら、この池に棲みついているカイツブリが
何時もとは違った澄んだ高い声でピリッピリッーとしきりに鳴いていました。
手元のカメラを望遠仕様にしてカイツブリを追ったら
2羽がお互いに鳴き交わし、一方を追いかけたり離れたりしていたので
繁殖前の行動ではないかと思いました。
カイツブリのメス、オスの違いを手元の図鑑やネット図鑑で調べたら
雌雄同色なので、メス、オスの見分けは困難とありました。
この画像の一方は、首の上の羽色が夏羽に近い濃い色をしていますが
こちらをオスとは判断できないようです。